郡山市議会 > 2021-12-17 >
12月17日-06号

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  1. 郡山市議会 2021-12-17
    12月17日-06号


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    令和 3年 12月 定例会---------------------------------------            令和3年12月17日(金曜日)---------------------------------------議事日程第6号   令和3年12月17日(金曜日) 午前10時開議 第1 議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)から    議案第223号 専決処分の承認を求めることについてまで    (委員長報告から採決まで) 第2 議案第224号 郡山市教育委員会委員の任命について    議案第225号 郡山市固定資産評価審査委員会委員の選任について    (市長の提案理由説明から採決まで) 第3 議員派遣 第4 特別委員会の設置 第5 諸般の報告 第6 諸般の報告 第7 議案第226号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第11号)    議案第227号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第12号)    (市長の提案理由説明から委員会付託まで)---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1 議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)から      議案第223号 専決処分の承認を求めることについてまで      (委員長報告から採決まで) 日程第2 議案第224号 郡山市教育委員会委員の任命について      議案第225号 郡山市固定資産評価審査委員会委員の選任について      (市長の提案理由説明から採決まで) 日程第3 議員派遣 日程第4 特別委員会の設置 日程第5 諸般の報告 日程第6 諸般の報告 日程第7 議案第226号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第11号)      議案第227号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第12号)      (市長の提案理由説明から委員会付託まで) 日程追加 議案第226号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第11号)      議案第227号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第12号)      (委員長報告から採決まで)---------------------------------------出席議員(37名)     1番 吉田公男議員        2番 渡部龍治議員     4番 箭内好彦議員        5番 塩田義智議員     6番 蛇石郁子議員        7番 柳田尚一議員     8番 村上晃一議員        9番 三瓶宗盛議員    10番 名木敬一議員       11番 山根 悟議員    12番 福田文子議員       13番 會田一男議員    14番 森合秀行議員       15番 佐藤徹哉議員    16番 近内利男議員       17番 岡田哲夫議員    18番 飯塚裕一議員       19番 佐藤栄作議員    20番 大木 進議員       21番 但野光夫議員    22番 折笠 正議員       23番 良田金次郎議員    24番 栗原 晃議員       25番 廣田耕一議員    26番 久野三男議員       27番 佐藤政喜議員    28番 高橋善治議員       29番 八重樫小代子議員    30番 諸越 裕議員       31番 今村剛司議員    32番 田川正治議員       33番 小島寛子議員    34番 石川義和議員       35番 遠藤敏郎議員    36番 大城宏之議員       37番 七海喜久雄議員    38番 鈴木祐治議員欠席議員(なし)欠員(1名)---------------------------------------説明のため出席した者   市長      品川萬里      副市長     菅野利和   副市長     村上一郎      総務部長    柳沼英行   政策開発部長  塚原 馨      財務部長    佐藤達也   税務部長    古川明彦      市民部長    佐藤直浩   文化スポーツ           橋本裕樹      環境部長    吉田徳久   部長   保健福祉部長  本田文男      こども部長   国分義之   農林部長    山口 勇      産業観光部長  藤橋桂市   建設交通部長  柏木忠之      都市整備部長  緑川光博                     上下水道事業   会計管理者   馬場章光              野崎弘志                     管理者   上下水道局長  安藤 博      教育長     小野義明   教育総務部長  朝倉陽一      学校教育部長  小山健幸   代表監査委員  山本邦雄---------------------------------------事務局職員出席者                     議会事務局次長   議会事務局長  清野 浩              薄 正博                     兼総務議事課長   総務議事              総務議事           井上高志              鈴木美香   課長補佐              課長補佐   総務議事課主任           鈴木孝治      主任      伊藤広喜   主査兼議事係長   主査      柳沼弘和      主査      遠藤慶一郎---------------------------------------    午前10時00分 開議 ○塩田義智議長 これより本日の会議を開きます。 会議規則第2条による欠席等の届け出者は皆無であります。 本日の議事は議事日程第6号により運営いたします。--------------------------------------- △発言の取消し ○塩田義智議長 初めに、吉田公男議員から12月13日の市政一般質問における発言の一部について、会議規則第62条の規定により、取り消したい旨の申出がありました。 お諮りいたします。吉田公男議員からの発言取消し申出を許可することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、吉田公男議員からの発言取消し申出を許可することに決しました。--------------------------------------- △日程第1 議案第195号から議案第223号まで(委員長報告から採決まで) ○塩田義智議長 日程第1に従い、議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)から議案第223号 専決処分の承認を求めることについてまでの議案29件を、件名の朗読を省略し、一括して議題といたします。 各常任委員会委員長報告を求めます。 初めに、総務財政常任委員会委員長報告を求めます。森合秀行副委員長。    〔森合秀行総務財政常任委員会副委員長 登壇〕 ◆森合秀行総務財政常任委員会副委員長 総務財政常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託分については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、自治振興費に関し、コミュニティ助成事業補助金の概要について、補助金の交付先、交付基準について等、種々質疑が交わされました。 次に、議案第196号 令和3年度郡山市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、議案第202号 令和3年度郡山市熱海温泉事業特別会計補正予算(第3号)、議案第210号 福島復興再生特別措置法に基づく特定事業活動における固定資産税の課税免除に関する条例、議案第211号 郡山市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例を廃止する条例、議案第214号 郡山市国民健康保険条例の一部を改正する条例、議案第215号 郡山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例、以上の議案6件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第220号 工事請負契約について審査をいたしました。 なお、審査の過程で、当工事請負契約は、麓山地区に設置が計画されている(仮称)郡山市歴史情報・公文書館施設整備と一体的に整備するための立体駐車場建設工事の請負契約であり、当該議案には反対であるとの意見が出され、採決の結果、議案第220号 工事請負契約については、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、議案第221号 訴えの提起については、当局の説明を了とし、可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、本市を含め、過去に同様の事故により訴えを提起した事例の有無について質疑が交わされました。 次に、議案第222号 郡山市と磐梯町との連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議については、当局の説明を了とし、可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、こおりやま広域連携中枢都市圏の今後の見通しについて、広域連携による業務量の増加について等、種々質疑が交わされました。 以上で報告を終わります。 ○塩田義智議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、建設水道常任委員会委員長報告を求めます。山根悟副委員長。    〔山根悟建設水道常任委員会副委員長 登壇〕 ◆山根悟建設水道常任委員会副委員長 建設水道常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託分について審査いたしました。 なお、審査の過程で、債務負担行為の補正中、開成山公園Park-PFI事業負担金及び開成山公園等指定管理料に関し、事業者の採算が取れる見込みがなく、現時点では事業が成り立たないと思われることから、開成山公園Park-PFI制度導入に係る債務負担行為を含む当該議案には反対であるとの意見が出されました。 そのほか、デマンド型乗合タクシー運行業務委託料(令和3年度分)に関して、利用状況について、利用者等の意見の反映について種々質疑が交わされ、採決の結果、議案第195号中、当委員会付託分については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第198号 令和3年度郡山市県中都市計画徳定土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)から議案第200号 令和3年度郡山市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)までの議案3件、議案第206号 令和3年度郡山市水道事業会計補正予算(第2号)、以上の議案4件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第207号 令和3年度郡山市工業用水道事業会計補正予算(第2号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、過年度損益修正損に関し、事業廃止に伴う国庫返納金について質疑が交わされました。 次に、議案第208号 令和3年度郡山市下水道事業会計補正予算(第3号)、議案第209号 令和3年度郡山市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)、議案第212号 郡山市手数料条例の一部を改正する条例、議案第216号 郡山市移動等円滑化のために必要な市道の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、以上の議案4件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第217号 郡山市都市公園条例の一部を改正する条例について審査いたしました。 なお、審査の過程で、議案第195号と同様の理由から、開成山公園Park-PFI制度導入に係る内容が含まれる当該議案には反対であるとの意見が出され、採決の結果、議案第217号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第223号 専決処分の承認を求めることについては、当局の説明を了とし、承認すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○塩田義智議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、環境経済常任委員会委員長報告を求めます。三瓶宗盛副委員長。    〔三瓶宗盛環境経済常任委員会副委員長 登壇〕 ◆三瓶宗盛環境経済常任委員会副委員長 環境経済常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託分については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、農道水路等費に関し、農業用施設整備事業について、ため池放射性物質対策事業費に関し、再調査の基準について、再調査の在り方について、金融対策費に関し、中小企業融資制度事業について、観光振興対策事業費に関し、ふくしま感染防止対策認定店の現状について、種々質疑が交わされました。 次に、議案第201号 令和3年度郡山市工業団地開発事業特別会計補正予算(第2号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、繰越明許費に関し、西部第一工業団地の造成工事について、種々質疑が交わされました。 次に、議案第203号 令和3年度郡山市湖南簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)から議案第205号 令和3年度郡山市熱海中山簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)までの議案3件については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第218号 郡山市簡易水道事業地方公営企業法の適用等に伴う関係条例の整備に関する条例については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、地方公営企業法の適用に関し、水道料金の支払い方法について、料金の改定に係る住民説明会の欠席者の対応について、種々質疑が交わされました。 以上、報告を終わります。 ○塩田義智議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 次に、文教福祉常任委員会委員長報告を求めます。飯塚裕一副委員長。    〔飯塚裕一文教福祉常任委員会副委員長 登壇〕 ◆飯塚裕一文教福祉常任委員会副委員長 文教福祉常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、当委員会付託分について審査いたしました。 なお、審査の過程で、放課後児童クラブ費に関し、施設に係る1人当たりの基準面積について、待機児童数について、プレハブ施設の設置場所について、心身障害児福祉費に関し、費用の増加要因について、種々質疑が交わされました。 また、繰越明許費中、更生園PPPPFI導入可能性調査業務委託に関し、障がい者施設におけるPFI手法による導入事例がない中、施設の建設のみならず、管理運営全般に及ぶ事業を営利事業者と整備することは障がい者施設整備になじまないため、たとえ可能性調査であったとしても、繰越明許費及び予算を含む当該議案には反対であるとの意見が出されました。 また、債務負担行為の補正中、公立保育所調理業務委託料(令和3年度分)、学校用務員業務委託料(令和3年度分)及び学校給食調理業務委託料(令和3年度分)に関し、教育や保育に関する事業は、食の在り方や食育の推進等をはじめ、市が現場の職員と連携し、一体となり進めていくべきものである。現業職員の採用を見送り、退職者不補充方針により生じた人材不足は当局が招いたものと言わざるを得ない。人件費を抑える目的のため、競争による入札等の実施は、賃金の抑制や労働環境の悪化等、労働者の処遇に様々な弊害があることから、民間への外部委託に係る債務負担行為を含む当該議案には反対であるとの意見が出され、採決の結果、議案第195号中、当委員会付託分については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第197号 令和3年度郡山市介護保険特別会計補正予算(第4号)、議案第213号 郡山市こども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、以上の議案2件については、いずれも当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第219号 郡山市スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、各学校におけるスクールカウンセラー等の配置状況について質疑が交わされました。 以上で、報告を終わります。 ○塩田義智議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 初めに、議案第195号、議案第217号、議案第218号、議案第220号の議案4件について、岡田哲夫議員より討論の通告がありますので、発言を許します。岡田哲夫議員。    〔17番 岡田哲夫議員 登壇〕 ◆岡田哲夫議員 日本共産党郡山市議団を代表し、議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)、議案第217号 郡山市都市公園条例の一部を改正する条例、議案第218号 郡山市簡易水道事業地方公営企業法の適用等に伴う関係条例の整備に関する条例、議案第220号 工事請負契約についての4議案に反対し、討論を行います。 これらの議案は、更生園の民間活力導入可能性調査、開成山公園Park-PFI事業の推進、簡易水道料金の引上げ、公立保育所調理業務委託の導入、学校用務員学校給食調理業務委託の継続、(仮称)歴史情報・公文書館整備事業の一環である麓山地区立体駐車場の建設に関わる議案であり、これらの事業に賛成することはできません。 最初に、更生園と開成山公園に民間活力を導入する事業に反対する理由を述べます。 もともと、公務に民間活力を導入する考え方は、新自由主義という支配勢力の理論から出発したものです。公共部門の民営化と規制緩和で大企業の利益確保を最優先させた政策は、その国の社会保障制度を後退させ、国民の中に深刻な貧富の格差を生んでしまいました。今回、世界を襲ったコロナ禍は、新自由主義政策の行き着く先がどんなに災害にもろい国になるかを明らかにし、各国に反省を迫りました。岸田首相でさえ、小泉改革以降の新自由主義的な政策を転換すると言わざるを得ませんでした。そんな状況下で、市民にとって更生園や開成山公園のどんな管理運営が望ましいのかを考えたとき、民間活力の導入が最初に来ることはあり得ないのではないでしょうか。 次に、持続可能な簡易水道事業を目指すとして提案された条例改正の中で、次年度から予定される料金改定の問題です。 料金引上げを提起するには、時期が悪過ぎます。コロナ禍による減収から市民生活全体が抜け出せない中、来年1月からは、食品など、生活必需品の値上げラッシュが始まるという報道もされています。そこに追い打ちをかけるような負担増を、市が市民に対し行うべきではありません。少なくても、市民生活が改善するまで、料金引上げは凍結すべきではないでしょうか。 第3に、公立保育所調理業務学校用務員学校給食調理業務の委託に反対する意見を述べます。 食事は、人が生きていく上で最も重要な学びの一つであり、献立決定から食材選び、調理に食事マナーまで、子育てと教育の観点に立ってそれを行い、指導する人が必要です。それは正規の職員であることが重要で、臨時や委託の職員では、教育で最も大切な継続性が保証されません。 学校用務員も同様です。学校用務員は、施設の維持管理、環境整備のプロであり、それを行うには、子どもたちと学校に対する知識や愛情が欠かせません。保育所や幼稚園、学校が、一人ひとりの子どもたちを大切にする子育て、教育を行う場であるならば、そこに働く職員も大切にされなければならないということを強調したいと思います。 最後に、麓山地区立体駐車場建設工事請負契約に反対する理由を述べます。 立体駐車場の建設は既に決定していることであり、工事請負契約は手続的なものですが、(仮称)歴史情報・公文書館の建設にはまだ取りかかっておらず、整備事業全体としては継続中の案件です。中央図書館西側駐車場を潰しての(仮称)歴史情報・公文書館の建設には、依然として市民からの疑問の声はやまず、他の方策の検討を求める声も強いものがあります。この場所での(仮称)歴史情報・公文書館の建設中止を求め、それと一体の立体駐車場建設に反対するものです。 以上の理由から、上記の4議案に反対します。議員各位の賛同を願い、討論を終わります。
    塩田義智議長 次に、議案第195号、議案第217号の議案2件について、蛇石郁子議員より討論の通告がありますので、発言を許します。蛇石郁子議員。    〔6番 蛇石郁子議員 登壇〕 ◆蛇石郁子議員 虹とみどりの会として、12月定例会初日に提出されました議案のうち、議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)、議案第217号 郡山市都市公園条例の一部を改正する条例、議案2件に反対の立場で討論を行います。 議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)中、開成山公園Park-PFI事業負担金及び開成山公園等指定管理料債務負担予算、更生園再整備に向けた民間活力可能性調査学校用務員学校調理業務委託、そして、今回、新たに提案されました公立保育所の調理業務の民間委託には賛成することができません。 まず、開成山公園Park-PFI事業について意見を申し上げます。 公園整備費総額として7億149万8,000円、民間負担額を除き、開成山公園Park-PFI事業負担金は6億3,134万9,000円、公園指定管理料は19年間で14億4,160万4,000円と示されました。その内訳は、1年間の指定管理料積算額、収入13万5,000円、支出は人件費1,480万円、委託料4,347万8,000円、その他1,773万1,000円、支出合計7,600万9,000円、差引き7,587万4,000円の19年分と示されています。 2020年度は、事前サウンディング利用者アンケート選定審議会を行い、2021年度は、プレサウンディングを経て、今回、予算と条例改正が提案されました。供用開始は2024年4月からの予定です。 開成山公園は、本市を代表する総合公園であり、日本歴史公園100選にも選ばれ、日本遺産の構成文化財にもなっており、年代を越えて四季を楽しむことのできる、市民の憩いの公園です。 公園の課題として挙げられている五十鈴湖の富栄養化による水質改善、野外音楽堂、トイレや園路等の施設の老朽化、駐車場等の整備は、PFI事業にするまでもなく必要ですから、PFI事業にしないと交付金を支出しない国の制度設計もいかがなものかと思います。 整備方針で挙げている、公園全域を、SDGsの実現を目指す、気候変動に対応する防災機能の強化、自然、にぎわい、子ども、健康、多様性の視点は重要です。 しかし、この10年間、本市は、東日本大震災、原発事故、東日本台風、福島県沖地震、新型コロナウイルス感染症等、多くの災害に見舞われてきました。指定管理期間が19年であることは、今後予想される気候変動や災害の影響、現在の各指定管理施設において経営が大変厳しい状況もあり、利益を追求する企業として、参入する事業者がどのくらいあるのか、人件費抑制にならないか、地元企業が受注できるのか、地域内経済循環の効果、19年間の長期にわたっての見通しは大丈夫かなどが懸念されます。 学校用務員業務委託及び学校給食調理業務委託については、昨今のコロナ禍における市民の生活、経済状況も考慮し、教育現場において、民間委託による官製ワーキングプアを増やす施策、派遣労働との違いの認識不足による偽装請負を認めることには賛成できません。 今回、新たに導入する公立保育所の調理業務委託も、同様の問題を抱えています。 日本は、働く人を大切にしない政策を長く取ってきました。本市は、国の政策に従い、行財政改革の下、正規公務員を削減し、不安定な雇用者を増やし続けており、指定管理施設や業務委託契約で働く方々の賃金実態調査も積極的にされていません。 今、日本は、1990年代後半以降、非正規雇用が急激に増やされ、賃金水準は上がらず、貧困の連鎖、貧富の差が広がり、中間層が崩壊してしまっています。2019年の平均賃金ランキングで、日本の平均賃金はOECD加盟国・地域の中で24位を記録、G7加盟国の中でも日本は断トツの最下位です。賃金比で、日本はアメリカの58.7%、ドイツの72%、イギリスの81.8%。2015年時点で、日本は韓国やイタリアを上回っていましたが、2019年では韓国とイタリアに追い抜かれてしまいました。しかも、消費増税と社会保障負担は増えていますので、実質賃金で統計比較すればもっと低くなります。 雇用劣化と低賃金から早急に脱却するために、民間委託、指定管理、PFI導入などの政策をやめ、働く人の生活が底上げされ、豊かになる方向に転換しなければなりません。 更生園については、障がい者自立支援協議会、地方社会福祉審議会からの意見で、施設の老朽化が進んでおり、利便性等を考えると建て替えが必要、継続と機能の充実を望むなどが示されています。 今後、PPP/PFIの可能性について検討するスケジュールですが、現在でも51年を経過している状況ですから、2年も先延ばしせず、一刻も早く、PPP等に限らず、名称変更も含め、庁内で十分に検討し、利用者の意見を優先した最良の施設に建て替えをすべきです。 以上、議案2件に反対する意見を申し上げました。議員の皆様のご賛同をお願いし、討論といたします。 ○塩田義智議長 以上で討論を終結いたします。 この際、議場における濃厚接触防止の観点から、暫時休憩いたします。    午前10時33分 休憩---------------------------------------    午前10時45分 再開 ○塩田義智議長 休憩前に引き続き会議を開き、日程第1を続行いたします。 これより採決いたします。 初めに、討論のありました議案4件について、それぞれ電子採決により採決いたします。 初めに、議案第195号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第10号)について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 なしと認め、確定いたします。    (賛成多数) ○塩田義智議長 賛成32、賛成多数であります。 よって、議案第195号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第217号 郡山市都市公園条例の一部を改正する条例について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 なしと認め、確定いたします。    (賛成多数) ○塩田義智議長 賛成32、賛成多数であります。 よって、議案第217号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第218号 郡山市簡易水道事業地方公営企業法の適用等に伴う関係条例の整備に関する条例について原案のとおり決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 なしと認め、確定いたします。    (賛成多数) ○塩田義智議長 賛成34、賛成多数であります。 よって、議案第218号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第220号 工事請負契約について可決することに対し、賛成または反対のボタンを押してください。 押し忘れ、押し間違いはありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 なしと認め、確定いたします。    (賛成多数) ○塩田義智議長 賛成34、賛成多数であります。 よって、議案第220号については可決されました。 次に、ただいま採決いたしました案件以外について、一括して採決いたします。 議案第196号 令和3年度郡山市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)から議案第216号 郡山市移動等円滑化のために必要な市道の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例までの議案21件、議案第219号 郡山市スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第221号 訴えの提起についてから議案第223号 専決処分の承認を求めることについてまでの議案3件、以上の議案25件については、各委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、以上の議案については各委員長報告のとおり決しました。--------------------------------------- △日程第2 議案第224号、議案第225号(市長の提案理由説明から採決まで) ○塩田義智議長 日程第2に従い、議案第224号 郡山市教育委員会委員の任命について、議案第225号 郡山市固定資産評価審査委員会委員の選任についての議案2件を議題といたします。 市長に提案理由の説明を求めます。品川市長。    〔品川萬里市長 登壇〕 ◎品川萬里市長 ただいま提出いたしました人事案件2件について、ご説明を申し上げます。 議案第224号は、12月31日付で任期満了となります教育委員会委員1名の後任者を任命しようとするものであります。 議案第225号は、12月21日付で任期満了となります固定資産評価審査委員会委員1名の後任者を選任しようとするものであります。 これらの方々は、いずれも人格、識見ともに優れ、その職に最適任であると信じますので、ご同意を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由といたします。 以上。 ○塩田義智議長 お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は人事案件であります。 この際、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認め、これより採決いたします。 初めに、議案第224号 郡山市教育委員会委員の任命については同意することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、議案第225号 郡山市固定資産評価審査委員会委員の選任については同意することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。--------------------------------------- △日程第3 議員派遣 ○塩田義智議長 日程第3に従い、議員派遣を議題といたします。 福島県市議会議員研修会に係る議員派遣は、令和4年1月24日、福島市において開催される福島県市議会議員研修会に本市議会議員が出席するため、会議規則第85条の規定に基づき、議決を求めるものであります。 お諮りいたします。本案については、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認め、これより採決いたします。 議員派遣一覧のとおり、福島県市議会議員研修会に本市議会議員を派遣することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、福島県市議会議員研修会については、議員派遣一覧のとおり派遣することに決定いたしました。 さらにお諮りいたします。ただいま議決されました議員派遣について変更を要する際、その措置を議長に委任いただくことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認め、そのように決しました。--------------------------------------- △日程第4 特別委員会の設置 ○塩田義智議長 日程第4に従い、特別委員会の設置を議題といたします。 お諮りいたします。郡山市産米の消費拡大についての調査、研究を目的とし、委員会条例第5条第1項及び第2項の規定により、10名の委員をもって構成する郡山市産米の消費拡大に向けた特別委員会を設置し、これに付託の上、審査終了まで閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、郡山市産米の消費拡大についての調査、研究を目的とし、10名の委員をもって構成する郡山市産米の消費拡大に向けた特別委員会を設置し、これに付託の上、審査終了まで閉会中の継続審査とすることに決しました。 この際、委員選任のため、暫時休憩いたします。    午前10時54分 休憩---------------------------------------    午前10時55分 再開 ○塩田義智議長 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第5 諸般の報告 ○塩田義智議長 日程第5に従い、諸般の報告を行います。 郡山市産米の消費拡大に向けた特別委員会委員の選任についてご報告いたします。 委員会条例第7条第1項の規定により、議長において、郡山市産米の消費拡大に向けた特別委員会委員に、渡部龍治議員村上晃一議員福田文子議員森合秀行議員飯塚裕一議員、大木進議員、栗原晃議員、高橋善治議員田川正治議員七海喜久雄議員を指名いたしました。 以上で諸般の報告を終わります。 この際、郡山市産米の消費拡大に向けた特別委員会正副委員長の互選のため、暫時休憩いたします。    午前10時56分 休憩---------------------------------------    午前11時25分 再開 ○塩田義智議長 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第6 諸般の報告 ○塩田義智議長 日程第6に従い、諸般の報告をいたします。 郡山市産米の消費拡大に向けた特別委員会正副委員長互選の結果について報告いたします。 郡山市産米の消費拡大に向けた特別委員会委員長に七海喜久雄議員、副委員長に田川正治議員が選任されました。 以上で諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △日程第7 議案第226号、議案第227号(市長の提案理由説明から委員会付託まで) ○塩田義智議長 日程第7に従い、議案第226号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第11号)、議案第227号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第12号)を議題といたします。 市長に提案理由の説明を求めます。品川市長。    〔品川萬里市長 登壇〕 ◎品川萬里市長 ただいま、追加提出いたしました議案2件について、ご説明を申し上げます。 議案第226号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第11号)については、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金であります。 これは、今月15日に衆議院にて可決した令和3年度補正予算案の一つであり、住民税非課税世帯等1世帯当たり10万円を支給するための予算35億9,000万円を計上するものであります。 議案第227号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第12号)については、18歳以下の子育て世帯への給付金であります。 18歳以下の子ども1人当たり5万円を年内に支給開始するため、先月30日の臨時会におきまして、当該5万円分について議決をいただきましたが、今月15日に発表された政府の指針を踏まえ、本市といたしましては、残りの5万円分も併せ、より迅速に一括給付するため、これに要する予算を計上しております。 よろしくご審議の上、ご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由といたします。 以上。 ○塩田義智議長 提案理由につきましては、後ほどタブレット端末へ配信いたします。 委員会付託を行います。 ただいま議題といたしました議案を委員会付託表のとおり、文教福祉常任委員会に付託いたします。 この際、議案調査、委員会審査のため、暫時休憩いたします。    午前11時28分 休憩---------------------------------------    午後1時20分 再開 ○塩田義智議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 なお、福田文子議員から会議規則第2条による早退の届出がありましたので、ご報告いたします。--------------------------------------- △日程追加 議案第226号、議案第227号(委員長報告から採決まで) ○塩田義智議長 お諮りいたします。議案第226号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第11号)、議案第227号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第12号)について、文教福祉常任委員会委員長から審査の結果の報告がありましたので、この際、議案第226号、議案第227号についての委員長報告から採決までを日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、議案第226号、議案第227号についての委員長報告から採決までを日程に追加し、直ちに議題といたします。 文教福祉常任委員会委員長報告を求めます。大木進委員長。    〔大木進文教福祉常任委員会委員長 登壇〕 ◆大木進文教福祉常任委員会委員長 文教福祉常任委員会委員長報告を申し上げます。 初めに、議案第226号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第11号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、生活困窮者臨時特別給付金給付事業費に関し、家計急変世帯等の定義について、年内支給の可否について、給付対象世帯の内訳について、支給スケジュール及び支給期限について等、種々質疑が交わされました。 次に、議案第227号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第12号)については、当局の説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、児童手当等支給費に関し、本市が現金一括給付を選択した理由について質疑が交わされました。 以上で報告を終わります。 ○塩田義智議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第226号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第11号)、議案第227号 令和3年度郡山市一般会計補正予算(第12号)の議案2件については、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○塩田義智議長 ご異議なしと認めます。 よって、議案第226号、議案第227号の議案2件については、委員長報告のとおり決しました。 以上で本定例会の日程は全部終了いたしました。 この際、市長から発言があれば、これを許します。品川市長。    〔品川萬里市長 登壇〕 ◎品川萬里市長 郡山市議会12月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては長期間にわたりご審議をいただき、令和3年度12月補正予算をはじめとする全ての議案についてご賛同を賜り、厚く御礼を申し上げます。 審議の過程で賜りました市政各般にわたる貴重なご意見やご提言につきましては、今後の市政運営に反映してまいりたいと存じます。 特に、追加提案させていただきました18歳以下の子育て世帯への給付金につきまして、議員各位には国の動きに対応するため臨機にご対応を賜り、改めて感謝を申し上げます。お子さんをお持ちのご家庭にできるだけ早く、速やかにお届けできるよう、最善を尽くしてまいります。 さて、政府は、令和3年度補正予算案について今月15日に衆議院で可決し、現在、参議院にて審議中と承っております。本市といたしましては、こうした国の補正予算や、今月3日に閣議決定されました来年度の予算編成の基本方針等に的確に対応するとともに、市民一人ひとりの生活を直視した施策を積極的に展開してまいる所存でございます。 今年、令和3年も残すところ14日となりました。本年は、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策に最善を期してまいりました。おかげをもちまして、9月以降は新規感染者数も減少に転じ、これにより、社会経済活動も回復の兆しが見え始めた1年でもありました。来る令和4年は、オミクロン株に対する体制を整え、市経済の回復が堅調となり、企業活動も市民生活も順調な明るい年になりますよう祈るものでございます。 寒さも日ごとに厳しくなってまいりました。議員各位におかれましては健康にご留意いただき、市政進展のためさらなるご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、あわせまして、ご家族の皆様と共に輝かしい新年を迎えられますことをご祈念申し上げ、閉会のご挨拶といたします。誠にありがとうございました。 ○塩田義智議長 これをもちまして、本定例会を閉会いたします。    午後1時27分 閉会地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。--------------------------------------- 郡山市議会   議長      塩田義智   副議長     但野光夫   議員      佐藤徹哉   議員      近内利男   議員      岡田哲夫...